脱炭素ホットニュース
環境省は、「脱炭素先行地域」の第6回募集を実施

環境省は、2050年を待たずに2030年度までにカーボンニュートラルを実現し、地域の魅力と生活の質を向上させる「脱炭素先行地域」の第6回募集を、2025年2月3日(月)から2月6日(木)まで実施します。
脱炭素先行地域は、2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを、全国に先駆けて地域ごとに実施するプロジェクトです。この地域では、家庭部門や業務部門の電力消費に伴うCO₂排出を実質ゼロにし、さらに運輸部門や熱利用を含む温室効果ガスの削減目標を達成します。
特徴として、地域特性を活かした先進的かつモデル性のある取り組みを行い、経済成長や地方創生に貢献することが求められます。これにより、地域の課題解決と脱炭素を同時に実現し、他地域への展開も期待されています。選定地域は、国や地方自治体、企業、教育機関などが協力して基盤を構築し、地域資源の活用や技術導入、再生可能エネルギーの普及を進めます。
選定には、先進性・モデル性、地域経済循環への貢献、事業性、地域のビジョンとの整合性などが重視されます。この取り組みは、全国的な脱炭素化への起点となることが期待されており、選定地域は進捗管理や評価委員会の指導のもとで活動を進めます。
「地域脱炭素ロードマップ」(2021年6月9日決定)および「地球温暖化対策計画」(2021年10月22日閣議決定)では、少なくとも100か所の「脱炭素先行地域」で、2025年度までに脱炭素に向けた地域特性に応じた先行的な取り組みの道筋をつけ、2030年度までに実行することが目標とされています。
これまでに5回の募集が行われ、選定された81地域で取り組みが進行中です。
詳しい募集要項などについては、環境省ホームページから確認できます。
環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格であるJCNAカーボンニュートラルアドバイザー・アドバンスト資格を運営するJCNAでは、脱炭素先行地域が、行政だけでなく地域全体の取り組みであることに着目し、コンソーシアムづくりなどに協力することで脱炭素先行地域の取り組みを支援しています。
JCNAでは、環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格であるJCNAカーボンニュートラルアドバイザー・アドバンスト資格の認定を開始しました。 本資格を取得することで、中小企業の脱炭素経営に必要な知識を得ることができます。 資格の詳細へ