脱炭素ホットニュース
中小企業のGHG排出量算定は自社で可能

脱炭素経営に向けてCO2をはじめとした温室効果ガス(GHG)の算定を行う必要を感じている中小企業の皆様、GHGの算定はコンサルタントに頼まないとできない、と思っていませんか?
実は中小企業でも自社内で自社の排出量を算定している企業は多くあります。
GHGの算定方法は実はとてもシンプル排出源単位(係数)✖️活動量の掛け算だけなのです。

活動量
活動量は、GHG排出量を算出するための基礎的なデータです。具体的には、排出源に関連する活動の規模や頻度を示します。例として、以下のようなものがあります:
- エネルギー消費量(例:使用した電力、燃料の量)
- 生産量(例:工場で製造された製品の量)
- 移動距離(例:車両の走行距離、航空便の飛行距離)
活動量は、排出量算定の計算式における「基準値」として用いられます。
排出原単位(排出係数)
排出原単位は、特定の活動において排出されるGHGの量を示す係数です。活動量に基づきGHG排出量を計算するために使用されます。排出原単位は通常、以下の形式で表されます:
- 1単位あたりのGHG排出量(例:1 kWhあたりのCO2排出量、1リットルのガソリンあたりのCO2排出量)
- 産業や地域ごとに異なる値が設定されることがあります。
排出原単位の値は、科学的データや国際的な基準に基づいて算定されます。
コツさえ掴めば、経理証憑にあたることのできる経理や総務系の担当者なら誰でも簡単に自社の排出量を計算することができます。
環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格であるJCNAカーボンニュートラルアドバイザー・アドバンスト資格は、中小企業でスコープ1、2のGHG排出量の算定ができるようになる人材を育成するプログラムです。半日の受講で排出量の算定方法が理解でき、試験に合格すれば環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格を名乗ることができるようになります。ぜひ貴社でも自社のGHG排出量を自社で計算できるようになってみませんか?
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