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2024.12.20

「まちづくりGX」に向けた取り組みの方向性

「まちづくりGX」に向けた取り組みの方向性

国土交通省の都市計画基本問題小委員会では、日本における「まちづくりGX(グリーントランスフォーメーション)」の実現に向けた戦略的な都市緑地の確保、再生可能エネルギーの導入、環境意識の向上を目的とする取り組みが検討されています。

主な背景と課題

  • 都市緑地の重要性:都市緑地は、気候変動への対応、生物多様性の確保、住民の幸福感(Well-being)向上に貢献します。しかし、日本の都市は緑地面積が世界的に少なく、減少傾向にあります。
  • 財政的制約:地方自治体や民間事業者は、緑地整備や管理の費用負担、収益化の困難さに直面しています。
  • 脱炭素化の推進:都市部では、緑地創出に加えてエネルギー効率化や再生可能エネルギーの活用も必要です。

国と地方の役割

  • 国主導の戦略的計画:国土交通大臣が緑地の保全・活用に関する基本方針を策定し、地方自治体との連携を強化します。
  • 広域的緑地計画:都道府県単位で都市緑地のネットワークを構築し、広域的な自然環境の保全を推進します。

具体的な施策

  1. 民間投資の促進:緑地確保や都市脱炭素化を推進する事業に対する認定制度を創設します。
  2. 緑地機能の維持・向上:特別緑地保全地区の管理を強化し、災害リスクを低減するための樹木伐採や再生作業を実施します。
  3. 都市計画への統合:緑地保全を都市計画の基盤として明確化し、計画段階から緑地の重要性を考慮します。

将来の展望

  • 持続可能な都市環境の実現:これらの施策を通じて、都市部における環境価値の向上と住民生活の質の向上を目指します。

環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格であるJCNAカーボンニュートラルアドバイザー・アドバンスト資格を運営するJCNAでは、まちづくり全体の構想にGXを盛り込む活動が進むことで、地域の企業にも大きな影響があると考え、この活動を注視していきたいと考えています。


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