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2025.01.10

一般財団法人省エネルギーセンター(ECCJ)は、CO₂削減効果を簡易に算定できるツールを開発

一般財団法人省エネルギーセンター(ECCJ)は、CO₂削減効果を簡易に算定できるツールを開発

一般財団法人省エネルギーセンター(ECCJ)は、環境省の委託を受け、工場や事業場における設備更新によるCO₂削減効果を簡易に算定できるツールを開発しています。2025年1月現在、テスト版として公開されており、利用者からの意見を募り、最終版の完成を目指しています。

設備更新等によるCO₂削減効果の算定ツール(テスト版)

このツールは、環境省のSHIFT事業設備更新支援で取り扱われた事例を中心に、既存設備に対する更新案をまとめた事例集と、更新によるCO₂削減効果を算定するExcel形式のツールで構成されています。初めて利用する方は、事例集から閲覧することが推奨されています。

  • 既存設備からの設備更新対策事例
  • 空調機の燃料転換、電化、高効率化
  • ボイラーの燃料転換、高効率化
  • ボイラーの電化(ヒートポンプ給湯機)
  • 効果算定ツール(Excelでの提供)
  • 各設備の更新に対応した効果算定ツール
  • 解説書
  • ツールの使用方法や背景情報を解説

これらのツールは、ECCJの公式サイトからダウンロード可能で、使用後はアンケートへの協力が求められています。また、ツールや解説書に関する質問や不具合は、指定の質問フォームに記入し、メールで送付することで対応しています。

空調年間活動量算定ツール(テスト版)

空調設備の電力使用量や燃料使用量を実測できない場合に、簡易的に推定するためのExcel形式のツールも提供されています。これらは、以下の設備タイプごとに用意されています。

  • EHP(電気式パッケージエアコン)
  • GHP(ガスエンジン・パッケージエアコン)
  • 空冷式ヒートポンプチラー
  • 水冷式ヒートポンプチラー
  • 遠心冷凍機(ターボ冷凍機)
  • 吸収式冷凍機(吸収式冷温水機)

これらのツールも公式サイトからダウンロード可能で、使用後のフィードバックが求められています。

説明会資料の公開

2024年11月28日に、上記の効果算定ツールと活動量算定ツールに関する説明会が開催され、その資料が公開されています。内容は以下のとおりです。

  • 令和7年度SHIFT事業の概要
  • 設備選択と効果算定のためのツールについて
  • 概要
  • 各算定ツールの利用方法

これらのツールは、工場や事業場での設備更新を検討する際に、CO₂削減効果を事前に把握するための有用な手段となります。利用者からのフィードバックを基に、さらなる改善が進められる予定です。

環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格であるJCNAカーボンニュートラルアドバイザー・アドバンスト資格を運営するJCNAでは、これらのツールの利用を各種の講習や資格運営の中で、推進していきたいと考えています。


JCNAでは、環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格であるJCNAカーボンニュートラルアドバイザー・アドバンスト資格の認定を開始しました。 本資格を取得することで、中小企業の脱炭素経営に必要な知識を得ることができます。 資格の詳細へ

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