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2024.12.21

国土交通省が「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の運用を開始

国土交通省が「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の運用を開始

国土交通省は11月より、「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の運用を開始しました。本制度は、都市緑地法に基づき、民間事業者等による良質な緑地確保の取組を国土交通大臣が評価・認定するもので、その価値の見える化を図ります。この制度は、気候変動対策、生物多様性の確保、Well-beingの向上、地域価値の増大といった「質」と緑地の「量」を総合的に考慮して審査を行います。

主な制度の特徴

  1. 対象区域・事業: 都市計画区域内の敷地で、新たな緑地創出や既存緑地の質向上を目的とした事業が対象。(区域における緑地面積1,000㎡以上であって、緑地割合10%以上の事業が認定対象。)
  2. 評価基準:
    • 気候変動対策(温室効果ガスの削減、暑熱対策など)
    • 生物多様性の確保(水資源保全、環境教育など)
    • Well-being向上(安心安全な空間形成、景観向上など)
    • 地域価値の向上(地域コミュニティの形成、風の道創出など)
    • 緑地量や土地・地域特性への配慮
  3. 支援措置:
    • 都市開発資金による無利子貸付(緑地整備費用の1/2以内)
    • グリーンインフラ活用型支援事業による補助金
国土交通省資料より

認定手続き

  1. 民間事業者が「優良緑地確保計画」を作成し、国土交通大臣に申請。
  2. 緑地確保指針に基づく審査を経て認定。
  3. 認定後は、5年後の緑地の状態などを評価。

JCNAの見解

TSUNAGのビジョンは、緑地の価値を「見える化」し、緑と人々、都市、社会をつなぐことです。この制度は、持続可能な都市づくりや地域コミュニティの活性化に貢献すると期待できます。環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格であるJCNAカーボンニュートラルアドバイザー・アドバンスト資格を運営するJCNAでは、会員企業にTSUNAGの周知を行うなど、普及啓発に努めてまいります。


JCNAでは、環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格であるJCNAカーボンニュートラルアドバイザー・アドバンスト資格の認定を開始しました。 本資格を取得することで、中小企業の脱炭素経営に必要な知識を得ることができます。 資格の詳細へ

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