脱炭素ホットニュース
2024.12.17
JPRSIの活動について

環境インフラの海外展開に取り組む我が国民間企業等を総合的に後押しするため、2020年9月に環境省が設立した官民連携プラットフォームである、「環境インフラ海外展開プラットフォーム(JPRSI)」は、日本の民間企業や団体が持つ優れた環境技術やサービスの海外展開を総合的に支援するため、2020年9月に環境省が設立した官民連携のプラットフォームです。
JPRSIの主な活動内容
- 海外現地情報へのアクセス支援
- セミナー開催:会員限定で、海外展開に関する最新情報や事例を共有するセミナーを定期的に開催しています。
- メールマガジン配信:政府の支援事業の公募情報、国際機関の調達情報、関連セミナーやイベントの開催情報などをリアルタイムで提供しています。
- 情報共有:各国・都市別の現地情報や、環境インフラ海外展開に活用可能な国内外の支援制度に関する情報をウェブサイト上で共有しています。
- 会員情報の海外発信
- 技術リストの作成・公開:会員が有する環境技術をリスト化し、国内外に向けて発信しています。
- オンラインパビリオンの設置:会員企業の技術やサービスを紹介する常設のオンライン展示場を開設し、国内外の関係者に広く情報を提供しています。
- 国際イベントでの企業展示・マッチング:環境省主催の国際イベントにおいて、会員企業の展示やビジネスマッチングの機会を提供しています。
- 個別案件の形成・受注獲得支援
- 技術照会への対応:現地の商工会議所や国際機関(ADB、GCFなど)からの技術照会に対し、会員企業への情報提供とマッチング支援を行っています。
- タスクフォースの設置:特定の目的に応じて以下のタスクフォースを設置しています。
- 日本からのソリューション提案
- 日本の環境インフラの強みの特定・発信
- 国際入札への対応力向上
- 相談窓口の設置:会員向けに相談窓口を設け、海外展開に関するさまざまな問い合わせや相談に対応しています。
「環境インフラ」の定義
JPRSIでは、「環境インフラ」を以下のように広く捉え、その海外展開を促進しています。
- 環境保全を目的としたインフラ:再生可能エネルギー発電施設、廃棄物発電施設、浄化槽など。
- 脱炭素・環境負荷低減に資するインフラ:省エネ型やゼロエミッション型の建築物(ZEB・ZEH、データセンターなど)、インフラへの再生可能エネルギー設備(太陽光パネルなど)の導入、省エネ設備(ボイラー、照明など)の導入、高効率エネルギー利用・管理(廃熱利用、コジェネレーション、管理システムなど)、グリーン物流、インフラ建設・運転時の環境負荷物質(排水・排ガス・粉塵など)排出低減設備の導入など。
これらの活動を通じて、JPRSIは日本の優れた環境技術やサービスの海外展開を促進し、地球規模での環境課題解決に貢献しています。
環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格であるJCNAカーボンニュートラルアドバイザー・アドバンスト資格を運営するJCNAは、JPRSIの取り組みに賛同し、脱炭素経営を推進するためにJPRSIで紹介される新技術や新しい取り組みの普及を行ってまいります。
JCNAでは、環境省認定制度脱炭素アドバイザー・アドバンスト資格であるJCNAカーボンニュートラルアドバイザー・アドバンスト資格の認定を開始しました。 本資格を取得することで、中小企業の脱炭素経営に必要な知識を得ることができます。 資格の詳細へ